2010年2月18日木曜日

スイートセンテッド・ユーカリ(シトラスの香り)


香りはシトリオドラ(レモンユーカリ)と、ステイジリアナ(ハニーレモン・ユーカリ)との中間の香りです。


耐寒性もこの同じようなシトラスの香りの3種類の中では中間にポジションを取るように思います。

葉の形はステイジリアナに似ていますが、こっちの方が少し肉厚です。

6号鉢に植えてあるのですが、この苗ですでに2年目です。
成長のスピードはシトリオドラ(レモンユーカリ)が一番早く、次いでステイジリアナ(ハニー・レモン)
一番遅いのがこのスイートセンテッド・ユーカリです。
右手奥に見えている丸葉のユーカリはゴニオカリックスです。

栽培ラインナップ



栽培中のユーカリです。

ラインナップ1
左から
・グニー  
 これは説明いらないでしょう?一番有名なユーカリですね。
・ポポラス(ポリアンセモス)
 冬になると赤くなる丸い葉が可愛い種類です。
・ポポラス・V
 こっちの方が少し葉の大きさが小さいような気がします。
 育ち方も少し遅めですね。 ・シネレア
 画像はまだ緑色の葉ですが屋外では今の時期はもっと白くなっているはずです。  
・ステイジリアナ(ハニーレモン)  
 甘いレモンの香りがすてきです。  
 画像は冬の状態の赤くなった様子ですが、暖かい時期はきれいな緑色をしています。  
 スイートセンテッド・ユーカリと香りは似ていますが、こちらの方が寒さにはかなり強く
 非常に育てやすいユーカリです。

ラインナップ2
左から
・ウェブ・ステリアナ
 小さいハートのかたちの葉っぱです。
 寒さにも非常に強く、少し風よけをしてやれば今の時期でも新芽を伸ばします。
・ゴニオカリックス  
 大きめの丸い葉がフラワーアレンジに最適なようです。
 大きめの盛り花にもあいますね。ただ、大きく育てすぎると葉の形が変化しますので
 露地栽培をするのならそのあたりは注意しないといけませんね。
・テトラゴナ(まず出回りません。レアもの)  
 ハートリーフと言うことで栽培を始めたのですが、かなり発芽率が悪いユーカリです。
 そのため市場ではまず目にすることのない種類です。  
 私との相性が悪いのか?現状では栽培に必要な何か?が足りないようです。  
 早くその何かに気がつくか、見つけることが出来れば良いのですが・・・。
・ディシペンス  
 3種類のディシペンスを栽培しています。いま出荷できそうなのは2種類です。  
 3種類ともまず見分けはつきません。
 露地植えで大きく育てれば別ですが  
 鉢植えならどれも同じように感じます。  
 寒さには強い方ですが、冬場は少しお休みします。  
 ウェブ・ステリアナと名札を付け替えても夏場ならまず見分けがつかないくらいです。
・プルベルレンタ  
 白く丸い葉がとても可愛いユーカリです。  
 少し行儀の悪いところもあってなかなかまっすぐには育ってくれませんが、  
 手の掛かる子供の方が可愛いというようなところがあります。  
 2年ほどで花を見ることが出来ます。

2010年2月13日土曜日

この時期は



この時期は、

去年一年で大きく育った苗の植え替えをします。


左の画像はゴニオカリックスです。

葉は丸く、少し大きめです。


この苗で、大きなものは高さが約30センチを少し超えた程度です。


3号の鉢から5号またはより大きく育てるために7号以上の大鉢に植え替えます。


7号以上の大鉢に植え替えるのは1メートル以上の生け垣用などの苗にすることをうちの場合は目的としています。

2010年1月19日火曜日

今日のユーカリ農場


今日はとっても穏やかなお天気で、
明日が大寒だというのにまるで春になったようです。

私がユーカリの栽培を始めたバブルがはじけかけた1991年なら、画像のようなユーカリは4月下旬でないと見られなかったでしょうが
地球温暖化のおかげ?で、今はこんな感じです。
(画像は2010.01.19のオブッサ)
1991年の頃なら寒さで葉は枯れたようにカサカサになっていました。

そのうち私のところでは十分注意しないと、特に夏場はマラリアが蔓延することでしょう。

天王寺動物園には、今のところ南部オーストラリアに生息する、大型のコアラ(コアラは3種類に分けられます)が飼育されていますので、私のところではこのコアラが好んで食べるユーカリを栽培しています。
今後、温暖化が急激に進んだり、飼育するコアラの種類が変更になったりすると栽培するユーカリも変更になりますので見極めが必要になります。
どれだけ他の栽培地と違うかを優位にアピール出来るように今から準備をしておかないといけません。

今年はどれだけの知識を吸収し、経験を積むことができるでしょうか?

こういう書き方をすると他人事のように見えるのかもしれませんが、今がうちの会社にとって一番の踏ん張りどころです。